太陽光パネル ドローン点検
可視光カメラ、赤外線カメラを搭載したドローンを飛行させパネル上を撮影し、その温度差分布から太陽光パネルの異常個所の発見、特定をします。
可視光点検
広角カメラ:焦点距離 24mm、48MP
望遠カメラ:焦点距離162mm12MP 光学7倍ズーム(最大56倍ハイブリッドズーム)
優れたカメラを搭載しているDJI MAVIC3 というドローンで点検を行います。
可視光カメラ点検では、細かい破損や傷の発見や架台の高いパネルの汚れの発見をすることができます。
赤外線点検
焦点距離9.1mm 解析度640×512 空間分解能は1.319mrad
目視点検では確認することのできない傷やクラスタ破損、ホットスポットの発見、クラスタの破損を発見することができる。
またストリングチェッカーを使用する点検と比べて発電を止めることなく点検を実施することが可能です。
ドローン点検の内容
①ドローン可視光かめらおよび赤外線カメラにより太陽光パネルを空撮します。
②空撮した動画から点検用画像(静止画)を作成します。
③可視光カメラの点検用画像に対して、太陽光パネル本体の外観検査を実施します。
外観検査はパネル表面の破損と汚れを検出対象としています。
④太陽光カメラの点検用画像に対して、太陽光パネルの温度検査を実施します。
パネル全体もしくは発電セルにおいて故障が発生している場合、正常箇所よりも温度が高くなる傾向にあります。
ドローン点検による異常個所発見事例
ホットスポットの発見例
原因は、鳥の糞、落ち葉、配線不良、ひび割れなどが考えられます。
植物の影による影響で発電力の低下
ソーラーパネルは直列接続のため、1つのセルが陰に入って発電しなくなると、直列接続された他のセルも影響を受けてしまいます。
ストリング単位での故障
送電配線の断線、パワーコンディショナー基盤の故障、短絡による熱分布異常が考えられます。
クラスタの破損
原因は、インターコネクタの接続不良、ハンダ外れ・クラック、ジャンクションボックスの接続不良などが考えられます。
放置された汚れによるセルの故障
汚れを放置は発電量の低下、故障の原因につながってしまいます。定期的な洗浄が必要です。
ひび割れ
原因は鳥のふん、投石、落石などが考えられます。損害保険の対象になる可能性があります。